ディー・ピー・エス プライベート・セミナー(院内スタッフ向け)「人性談義」 | |
開催日時 | 2020年4月 |
会場 | Sデンタルクリニック内 |
講師 | 齋藤 忠 |
この社会を支えているのは、道徳だと思います。今、コロナ禍で日本の本性が見えてきています。みんな他の人のことを考えることが少なくなった様に思います。みんなで思いやり合い、人のこと共に自分のことを大切にできるのは、先生が言われる人性学だと思います。この人性学は学ばなければ身につきません。そして、そのための人間教育の根本は家庭にあると言われていました。我々親が人を助け、まじめに働き、正直に生きて、それを子供に見せて道徳を教える。その後は、自分で人生の師を探し、一生、書に親しんで座右の書を持つことを行っていくことが、本人にも社会にも日本にも一番大切なことであると思います。一冊の本を3回読むという先生の読み方、また、安岡正篤先生の本を読んでいこうと思います。特に不思議と琴線にひびいたのは、陽と陽は合わない、陽と陰とでバランスがとれるという話でした。私と院長は、まさしくそうだと思います。人前でも堂々としている院長は陽で、小心者の心配性の私は陰だと思います。医院では、私は根となってささえていこうと思います。 |
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齋藤先生のお話は「経営」という狭い範囲の中のものではなく、「人は、いかに生きるべきか」という事を中国の故事などを交えながら、短いスパンではなく、人類が「知」を得て動物とは違う生物いなってから、ずっと追い続けてきた、ある種、哲学、宗教も完全には答え得ないものに対する一つのあるべき姿を教えて下さるものでした。そしてそれは単なる精神論だけてはなく、日々の衣食にも目配りをし「身よくこれを保持し」その食生活に対する論理的な食品選びにも及んでいました。人はだれしも生まれた時からの悪人などではなく、「生」を得た時から「死」へと向かう旅人です。その旅がどういうものになるかは、その人が生まれた時からの環境や体験、親からの躾などによって決まってきます。私も幼い時から、父にいつも「靴をちゃんと並べろ」と叱られたのをなつかしく思い出しました。 |
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生きている事、何にたいしても、感謝する事の大切さを教えて頂きました。マザーテレサの言葉が心に残りました。思考は言葉になり、行動になり、習慣になり、性格になり、運命になる。自分も思考に気をつけようと思いました。 |
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齋藤先生のお話を聞き知った事を習得する為に、すぐ行動していくことを心がけていきたいです。他にも、これ気になる、知りたい、と思ったことも時間が経てば熱がなくなりやらなくなります。習慣になってくるとやらなければとすぐに切り替えられるし、積み重ねていく事で自信につながってくると思います。今年は、初めてやらせてもらうリーダーの仕事もあるので、今まで以上に早く動き、解決した事を継続させるには?を考えなくてはいけません。自分のペースが崩れてきたり、気持ちが参ってしまう事もあるかもしれませんが、チームの仲間と協力し、色々な人の意見を聞き、切り替えながら出来ることを一つ一つ大切に進めていきたいです。 |
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「人性100年の時代」では早い人は三十代で固定化させるということでした。私は三十代ですが固定化できていないし、全然だめだなと思った。他人評価が本当の評価なので自分を過大評価せず、努力していきたいです。「知行合一」知ることと行動することは合一で、そこで初めて知ったことを会得、習得できる。学んだことを実践し、知識を患者様に話したり、後輩に伝えていきたいです。講師の先生を呼んでセミナーをしてくれたり、勉強会をしたりする歯科医院は初めてで、知識が増えることがうれしいです。物知りで終わらないよう、役立てたいです。 |
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「道徳」ということについてのお話を聞くのは義務教育でしかなかったので、とても興味を持てました。特に印象に残ったのは、貢献しなければ存在は認められないという部分です。国家試験で取得した歯科衛生士という資格も、医院で力を発揮しなければ意味がないのだと思いました。時間はかかるとは思いますが、貢献すれば、その努力が周りからも認められ、自分のスキルアップにもつながるので、この言葉を元に行動したいです。また、「感謝」についても患者様に対して私たちが言うことを、逆に患者様から伝えて下さることは、あたり前なことではないと思わなければならないと感じ、今後、すべてのことに感謝心を持って日々を過ごしていきたいです。そして、少しでも周りから尊い存在としてみられるように努力していきます。 |
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セミナーは、自分の心をきれいにする洗濯の時間、日頃の自分を振り返る時間でもある。 |
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齋藤先生のお話で一番始めに言われて心に響いた言葉は、中国・王陽明の「知行合一」の意味である。知っていても行動しなければ会得できず、単なる物知りで終わってしまい、社会生活に役立たない、という言葉です。私たちの職業は、学ぶ事、覚える事がすごく多い職種でもあると思いますが、勉強をするだけして知識にできても、実践の時に使えなければ意味がないのだと改めて思わされました。保険の勉強をしていても実際にカルテを打とうとすると打てなくなったり、分からなくなったりする事もこの言葉に当てはまると思うので、そういった事にならないように勉強するだけでなく実際に臨機応変に対応できるようにしないといけないと思いました。そのために、なんとなくでしか理解していない事を口で説明できるぐらいまでには理解していこうと思います。 |
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今日のセミナーを通して、新社会人として、人として生活していく中で大切な事、気をつけることを学びしました。学生とは全く違う環境の中で社会人としての自覚を持って行動しなければいけないと改めて感じました。生きていく上で、とてに大切になってくる健康についても学びました。今、世界的にも問題になっているコロナウィルスにかからないためにも自分自身でしっかり予防し、健康な体づくりのためにも日々の生活を見直し、規則正しい生活を送りたいと思います。医院の一員として、人として自分という存在を認めてもらえるような人になりたいと思いました。そのためには改めて考え直さないといけない点や、新しく成長していかないといけない点がありますが、社会人として、自分の存在が認められるように頑張りたいです。 |
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*ご参加の皆様には、貴重なご意見・ご感想を賜り、誠にありがとうございました。 スタッフ一同、心より御礼申し上げます。 |